脂質異常症とは
血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪が多過ぎる、または善玉コレステロールが少な過ぎる疾患です。以前は、高脂血症と呼ばれていましたが、近年は脂質異常症に変更されております。動脈硬化の進行の原因であり、心筋梗塞や脳卒中の原因となります。脂質異常症は、遺伝的背景をともなっていることが多く、食生活を是正や運動療法して改善されない場合は薬物治療が効果的とされます。
脂質異常症の薬物治療は動脈硬化を改善させる可能性があるため、狭心症治療後や動脈硬化がすでに診断されている場合は積極的な薬物治療を推奨します。
動脈硬化の有無の判断においては頸動脈エコー検査（首の血管にプラークの付着がないか、首の血管が狭くなってないかなどをみる検査）が有用な場合があり、当院で行なえますのでご相談ください。
悪玉コレステロールは若年性心筋梗塞の原因などにもなるので、健康診断で異常を指摘された場合はまずご相談ください。